2011年8月14日日曜日

Thieves And Villains


Journeying For The Particulars

Aug 12, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi


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僕達は睡眠と起床の時間を分別する。その二つの違いは「警戒」と「認識」だ。寝てる間はみんな一緒なんだけれど、この二つをどう過ごすかで人の違いがわかる。起きている時間に、自分のやっている事意外に色々頭の中に入ってくる人達は、物事の深さまで考えようとする。気取っているわけじゃないんだ。時間をちゃんと計算して、零れ落ちる「時」の一瞬までをフル活用しようとしているのだ。なにも無駄にせずに、歩道やタンクの中に置き去りにしない。たとえ死神がドアを叩いて、ちょっとの間だけでも、入りこむチャンスを探していていようとも。多分、自分の優しさや、他人への思いやりを人々に覚えていてほしいっていうレガシー(遺産)を残したいだけかもしれない。でもそのほとんどが毎日の嫌な日々の憂鬱を搾り出したいという願いに代わっていく。それはかなりの数になるかもしれない。Thieves & VillainsのリードシンガーSergio Otaeguiは、上の様な、物事が分岐していく所に立たされた青年の様に聞こえる時がある。でも夜楽しく騒いだら、少し頭の中が整頓できるような、そんなタイプの若者だ。彼は、楽しい事や無料でもらえるちょっとした物をありがたむ。でも満足した数がもらえるわけではない。彼はニューヨーク州のHudson Valleyで友達と結成したこのグループを旅へ導いた。人生の最後まで、過去の埋め合わせをする道を探しに。長いドライブで、たくさんの苦難があるだろう。でもそれよりも幸せな思い出を基に、誇りに思う部分を記録に残し、大事にとっておく。"South America"というバンドの最新作にはたくさんの「旅」が含まれていている。たとえずっと同じ場所に留まっていたとしても、タイヤや羽が要らない魂の旅に焦点をおく。Otaeguiは"Some May Call It Rain"という曲の最後にこう歌う。「ポケットにタバコも無いまま街へふらふら帰ってきた/誰も聞き入ってない時に話し始めるなんておかしい人達だ/まあ、ずっと探してたトーストにありつけたからいいか。」きっと旅の中、家で食べていたような心温まるトーストを探していたんだろう。仲のいい友達や、おいしい食べ物、素敵な家族や、いままでみんなで分け合ったものを探していたのだ。泣いたり笑ったりした思い出。僕らを大人にしてくれた、大切にしたい時間や思い出。正しい場所に光を見つけたり、自分を成長させるやさしいポップソングがここには詰まっている。毎日毎日を誠実に生きようと語りかけている。そして、大切にしたい思い出を信じてあげる事がどういう事か、ここには詳細に示されている。
Victory Records Official Site


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セットリスト


  1. Welcome to Daytrotter
  2. 16 Hits(South America収録)
  3. South Street Hymnal(未発表)
  4. Autobiography(未発表)
  5. Some May Call It Rain(South America収録)

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